対象:5歳~8歳くらいの子どもがいる家庭
悩み:おうち時間を楽しく過ごしたい、学びになる遊びをしたい
結論:はじめてのアルゴがお勧めです。思考力と算数の力がアップ!
アルゴってご存じでしょうか?
私は知らなかったのですが、小中学生の定番ゲームとして好評のようですね。
アルゴは、算数オリンピック委員会(会長:広中平祐京都大学名誉教授・文化勲章・フィールズ賞受賞)、東京大学数学科の学生有志、 第一回数学オリンピック優勝者で、大道芸人としても著名な数学者ピーター・フランクル氏らが共同で発明・開発したゲームです。
ルールはカンタンですから、誰でもすぐにプレーでき、プレーするうちにゲームの面白さと奥深さに 驚くことでしょう。遊べば遊ぶほど集中力・記憶力・分析力が身につき、論理的思考能力が向上します。 子どもから大人まで脳のトレーニングに役立つ、まさに「頭のよくなるゲーム」それがアルゴです。
アルゴ公式ホームページより
ゲームや漫画、テレビなどからなるべく距離をおかせつつ、こういった楽しみながら遊べるゲームを積極的に導入したいものです。
さて、このアルゴの幼児版ともいうものが発売されており、その名も「はじめてのアルゴ」といいます。アルゴより簡単なルールで、イラストもかわいく、持ちやすいブロックタイプということです。
我が家でも買ってからしばらく7歳の子どもと一緒にプレイしてみましたが、とても楽しく頭を使うゲームだとわかりました。
今日はこの「はじめてのアルゴ」について簡単な説明と感想などを書いていきます。
コロナ対策によって小学校が休校となっているので、是非こういった思考力が必要なゲームを積極的にやってもらい、学力が落ちないようフォローしていきたいですね。
今回紹介するゲームはコチラです↓
はじめてのアルゴとは
はじめてのアルゴとは一言で言えば、相手のブロックの数字を推理して当てるゲームです。本家のアルゴよりルールが簡単で、プレイ時間も10分程度と短いのでテンポよく飽きずに勧められます。
一方で、相手のブロックに書かれた数字を当てるので、数字に対してのある程度理解(1~10の数字を小さい順に並び変える等)が必須です。よって、4歳以下にはちょっと難しい印象です。
また、簡単ではありますが、手持ちや相手のブロックから数字を推理していくので、論理的思考力と記憶力も求められます。ただ、こちらはやっていけば慣れてくるかと思います。というか、慣れるためにこのゲームをするというのが正しいですね。
概要 | 相手のブロックの数字を推理して当てるゲーム |
プレイ人数 | 2~4人(おすすめは2人) |
プレイ時間 | 10分程度 |
対象年齢 | 5歳以上 |
難易度 | やや易しい~ふつう |
おすすめの利用シーン | 子どもと二人で、家族みんなで |
鍛えられる力 | 論理的思考力、算数の力 (集中力、記憶力、分析力も向上可能) |
我が家の3歳児にはさすがにちょっと難しかったので、基本は7歳のお兄ちゃんと親との勝負となります。4人まで同時にできるようですが、一番集中してできる1対1の勝負を挑まれることが多いです。
ちなみに本家のアルゴはカードゲームで、0~11までの数字とポイントチップ(持ち点として利用、多い人が勝者)を使用します。基本のルールは同じなのですが、数字が多いのと、イラストがないことから、少しレベルが高い(小学校高学年以上向け?)な感じがしました。
やり方・ブロックの紹介
まずは「はじめてのアルゴ」に使用するブロックと基本ルールを簡単に説明します。
ブロックの種類
はじめてのアルゴでは黒・白それぞれ1~10まで書かれたブロックを使用します。クマさんのかわいいイラストがかかれていて、見ているだけでも楽しいですね。
(クマさんのイラストは6と9を間違わない目印にもなります。)
3歳の妹ちゃんはゲーム自体はできないのですが、お兄ちゃんがゲームをしていると、余ったブロックを使って一人遊びを始めます。こちらも見ていて楽しいです。
基本ルール
ルールを要約すると下記のようになります。
①場にあるブロックを計4個引き、ルール通りに並べます
*計4個になれば白、黒どちらをいくつひいても問題ありません。
*最初に引いたブロックは相手に見えないよう、立てておきます。
②場からブロックを1個引き、相手に数字が見えるように倒して並べます。
③相手のブロックを推理し、一つ選んで数を当てます(アタックといいます)
④相手は数字があっていたら「イエス」と答え、当てられたブロックを倒して見えるようにし
ます。間違っていれば「ノー」といいます。
⑤アタックが成功したときはそのまま再度アタックします。
⑥相手のブロックを先に全部オープンにしたら勝ちです。
*3人プレーの場合は最初に3個ずつ、4人プレーの場合は最初に2個ずつ持ってから始めます。基本ルールは同じです。
上記のような場合、相手の一番左のブロックは「1」と推理できます。
理由①:左から順に小さい順に並んでいるので1か2になる
理由②:黒と白が同じ数字の場合、黒が左にくるため、2ではない
真ん中のブロックは「2、4、5、8、9」のどれかと推理できます。
①相手のオープンなブロックより、2以上9以下になる
②自分のブロックから3、6、7ではない
とはいえ、これではまだ選択肢が多すぎるので、直観で当てるしかないですよね。ただ、外れたとしてもその数字を記憶しておけば次はその数を除外してアタックできます。(よって、分析力だけでなく、記憶力も必要です。)
大人でも黒と白の順番ルールを間違えて、真ん中の数字は2ではないとか間違った推理をしてしまうことがあります。そうなるともう混乱ですね(笑)
ゲームのコツ、ハンデの付け方
ゲームのコツは当てずっぽうにせず、論理的に確率の高いものから順番にアタックしていくということです。ただ、引いたブロックの数字によっても難易度が上下しますので、「運」も結構重要な要素です。
ちなみにゲームルールがかなりしっかりしているので、ハンデは少々つけにくいですが、大人は考える時間を5秒以内とかにするといい感じかもしれません。
ゲームになれるまでは大人が考えてアタックした際の理由を丁寧に説明してあげたり、子どもが長考しているときは声に出して整理することを手伝ってあげると良いかもしれません。
うーん。うーーーん。うーーーーーーん。。。
1か3か4なんだけどなー。どれかなー。
おっ!いいね。そして3はさっきアタック失敗していたから、、、1か4かもねー。
あ、パパもっているのは4だよ。わたし数字読めるんだよ!
わかった!4だ!!
・・・。
おまけ:そのほかのゲーム方法
はじめてのアルゴでは、通常ゲーム以外にも違うゲームもできるようです。(説明書にも記載があります。)
①神経衰弱ゲーム
20個すべてのブロックを裏に伏せて、白と黒のブロックを1個ずつめくります。
手元に取ったブロックが多い人、もしくは取った数字の合計が一番多い人が勝ち。まあ、普通に神経衰弱ゲームですね。
②計算トレーニング「足し算・引き算ゲーム」
めくったブロックの数字を使って足し算や引き算を成立させるゲームです。一人プレイで計算力を高めるためのゲームですが、親子で協力すると楽しく勉強できますね。
まとめ
はじめてのアルゴ、いかがでしたでしょうか。
論理的思考力というと、大人が社会に出てから頑張って身に着ける力というイメージが強いかもしれませんが、それを子どものころから遊びながら学べるというのは素晴らしいですよね。
連続してやっていると結構疲れるゲームなので、いろんなゲームと合わせながらやると飽きずに継続できそうです。
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