- ロボット教室とプログラミング教室のどちらが良いか迷っている
- ロボット教室で学ぶ意味がないと聞いて不安に感じている
仕事に子育てにと日々奮闘中の40代パパ、Nむらです。
長男11歳がLITALICOワンダーのプログラミング教室に通い始めて早6か月。毎週の授業で様々なゲームを作成し、プログラミングを通して仮説検証力やコミュニケーション力のトレーニングができており、親としては嬉しい限りです。
ただ、最近は少しマンネリ化してきたのか、隣でやっているロボット教室についても興味を持ち始めました。
なんか楽しそう。ロボット制作もやってみたい!
ロボット教室には以下のような印象があり、正直やや渋っていました。
- 小学校低学年向けの入門編しかない
- プログラミングに慣れるまでの繋ぎの役割
- だから、ロボット教室は意味ないかも
そこで、リタリコワンダーの教室長に相談したところ、
月4回の授業を、プログラミングとロボット作りに分けても大丈夫ですよ!
と回答をいただいたので、早速試してみました。結果、ロボット教室を侮っていたと深く反省。。
ロボット教室では制作と作品公開を1回の授業で実施していたので、アウトプットの機会が増えるし、より幅広い制作経験が積めると理解しました。
この記事では、我が家で実際にプログラミングとロボット教室を隔週で通ってみてわかったロボット教室のメリットやデメリットを解説します。世間が言う「ロボット教室は意味ない」の真偽についても説明しますので、ぜひ最後まで読んでください。
プログラミング教室・ロボット教室は学習目的が異なります。どちらが優れているというわけではありません。
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ロボット教室が意味ない理由3選
ネットで検索してみると、「ロボット教室は意味がない!」という主張も結構見つかります。今回は、意味がないと言われる理由を3つに絞って解説していきます。
費用に見合った学習効果が得られない
ロボット教室の平均的な費用は、月1~3万円程度と高額な部類の習い事です。ほとんどの親は「高いお金を払っているんだから、相応の学習効果がほしい!」と思われているはず。
一方で、ロボット教室で学べることは以下のようなものです。
- 自由な発想力・創造力
- 発想したものを形にする力
- 論理的に物事を考える力
- プログラミングやデザインへの興味
つまり、すぐに言動の違いや成長が見えるものではありません。少なくとも半年・1年といった長期的な視点が必要となります。
数か月通ったけど、費用に見合った学習効果がない→ロボット教室は意味がないという結論に至ってしまうケースが考えられます。
教育費は聖域ですが、、費用対効果も大事ですね!
授業の品質が低く、効率的な学びになっていない
ロボット教室では大きく2つの工程が存在します。
- ロボットの制作
- プログラミングによるロボット制御
どちらの工程にも専門的なスキルが必要。何を作りたいか/どう作るかに迷う子どもを適切に導いてあげる講師の力が問われます。
ただし、ロボット教室によっては、以下のような課題もあります。
- 集団授業のため、一人にかける時間が少ない
- 教材任せで専門スキルを持った講師がいない/少ない
- 専門スキルはあるが、子どもを伸ばす教育ができない
STEM教育が小学校の授業にも組み込まれたため、多くのロボット教室が乱立しています。その中で本質的な学びを提供してくれる教室選びは、ハードルが高くなります。
「組み立てるだけの技術」を学び、創造性や論理的思考といった重要なスキルが学べないという悲劇は避けたいですね。。
最初からプログラミング教室に行けば十分
ロボット教室と似た習い事に、プログラミング教室があります。
まずはロボット教室でプログラミングへの興味を持ってもらう。その後、より高度なプログラミングを学ぶために、プログラミング教室に変更するパターンも考えられます。
以下のようなニーズには、ロボット教室がハマります。
- パソコンを触ったことがない
- 最初からプログラミングはハードルが高い
- レゴやロボットが好きなのでそこから少しずつ興味を持たせたい
一方で、プログラミング教室でも子供が興味を持つ工夫をしたり遊び心のあるわかりやすい教材を用意しています。そのため、初めて触る子供でも飽きずに学ぶことができます。
「最終的にプログラミングを学ぶならロボット教室は意味ないじゃん!」という意見が出てくるのも理解できます。・・・我が家もそうでした。
ロボット教室とプログラミング教室の違いがよくわからなくなってきたよ。
学ぶ内容や身につくスキルが結構異なります。詳しく見ていきましょう。
ロボット教室とプログラミング教室は何が違う?
ロボット教室とプログラミング教室の違いを理解するために、それぞれ学ぶことや身につくスキルをまとめていきます。
ロボット教室とは
ロボット教室では、ロボットの組み立てとプログラミングを通じて、手先の器用さや工学的思考を養うことができます。具体的には、ギアやモーターの使い方、基本的なセンサーの活用などが含まれます。
ロボット教室で利用する教材
教材としては、レゴやArduinoベースのキットなどが一般的です。キットを使用して実際にロボットを作り、プログラミングで動かすことができます。
リタリコワンダーでは「レゴエデュケーション SPIKE ベーシックセット」を利用しています。
おなじみのレゴがどっさりです。小さな子供にはこれだけでもテンションが上がりそうですね。
レゴに組み合わせて利用するモーターやセンサー類です。たとえばモーターとカラーセンサーを利用した場合、特定の色を認識した際にモーターの動作を制御することができます。
ロボット教室で身につくスキル
ロボット教室ではロボットの組み立てと簡易のプログラミングを行うため、特に以下のようなスキルの向上が見込めます。
- 創造力と自己表現
- 物理的な原理(ロボットの動きなど)
- 手先の器用さとものづくりの技術
- 論理的思考力と問題解決能力
- 基本的なプログラミング知識
実体のあるものを組み立てるので工作系の力がメインですが、プログラミング的思考も学べます。
実際に子どもが最初の授業内に制作したものも紹介します。
まずはベースとなるレゴとセンサー類で制作したロボット部分です。モーターとタイヤを接続し、前進します。
歯車をたくさんつけて、速度が上がるようにしたよ!
プログラミング部分はタブレットを利用。ロボットに取り付けられたカラーセンサーが赤色を認識すると、モーターが止まるプログラムを作りました。
実際に走らせて検証し、納得いく動きになるまで何度も試行錯誤を繰り返していました。
授業が終わった後も一人で黙々と作り続け、、「帰るぞ~」の声をしばらく聞いてくれませんでした。
プログラミング教室とは
プログラミング教室では、PCでのプログラミングを通じて、論理的思考や問題解決スキル、アルゴリズムなどを理解していきます。
プログラミング教室で利用する教材
教材はデジタルベース、パソコンでScratchなどのビジュアルプログラミング言語を動かします。
こちらはScratchの編集画面です。背景、登場人物の設定、動きやルールの設定などを行います。具体的には以下のような指示が書いてあります。
- 左右の矢印キーとスペースキー等を使ってプレーヤーを操作する
- 3種類の必殺技が使える
- 敵を倒した数をカウントする
- 敵に当たったらヒットポイントが1減る
作ったゲームを実際に遊ぶ画面がこちらです。プレビューはいつでも実施できるので、どんな動きになるかの試行錯誤もやりやすいです。
プログラミング教室で身につくスキル
プログラミング教室では自由な発想で思いついたゲームを作っていくため、以下のようなスキルの向上が見込めます。
- 創造力と自己表現
- より高度なプログラミング技術
- アルゴリズムやデータ構造の理解
- 論理的思考力と問題解決能力
- デジタルリテラシー
実体のないオンラインでのゲーム制作なので、ロボット教室とは少し違うスキルセットになりますね。
リタリコワンダーのプログラミング教室に興味がある方はこちらの記事もご確認ください。
ロボット教室とプログラミング教室の違い
ロボット教室とプログラミング教室で学べることをまとめると、以下のようになります。
学ぶこと
使用する教材
得られるスキル
向いている子
論理的思考力と問題解決能力を学べる点では同じですが、その他は結構異なってきますね。
ロボット教室のメリット・デメリット
続いて、我が家が実際にリタリコワンダーのロボット教室に通ってみて分かった、メリットとデメリットを解説していきます。
ロボット教室のメリット
ロボット教室のメリットは以下の3点です。
実体があるから成果が分かりやすい
ロボット教室では、実体のあるレゴなどを組み立てて、それをプログラムで動かす様子を見ることができます。そのため、以下のようなメリットがあります。
- 子供が、授業を通して学んだ成果を実感しやすい
- プログラミングの経験がない親も、授業の成果が分かりやすい
- 子供も、自分がこだわったポイントを親に説明しやすい
教室ではプログラミング等の制作スキルだけでなく、コミュニケーション力も磨いてほしいと感じている親にとっては、とても良い環境だと言えます。
プログラミング教室でも確認はできますが、成果の確認のしやすさはロボット教室に軍配が上がります。
アウトプットの機会が多い
リタリコワンダーのロボット教室では、回の授業(90分)で1つの作品を完成させ、塾内の作品共有サイトに投稿する流れとなっています。
そのため、子どもは毎回作品を作り(アウトプットし)、親はその日の成果を実体をもとに確認ができます。自分の作品のこだわりや学びを説明してもらうことを重視している我が家にとって、とても良い流れだと感じました。
プログラミングの場合、「ずっとバグつぶしをしてた!」みたいな時もあるので、毎回アウトプットするサイクルはかなりいい感じです。
小さな子供でも挑戦しやすい
ロボット教室は、小さな子供でも直感的に楽しめるのが特長です。実際リタリコワンダーでは、小学校入学前と思われる幼児もたくさん参加していました。
制作過程の半分はレゴに触るので、遊びの延長でロボット制作を学べ、STEM教育に向けてとても良い取っ掛かりになっていそうです。
子供達もとても楽しそうに制作していました。
デメリット
ロボット教室のデメリットは以下の2点です。
高度なプログラミングはできない
ロボット教室でも基本的なプログラミングは学べますが、プログラミング教室と比較するとどうしてもレベルは下がってしまいます。
- ロボット側にない機能はプログラミングができない(プログラミングが制限される)
- ロボット側の制作時間に半分の時間をとられる
プログラミング教室で扱うScratchなどのプログラミング言語であれば、ゲームの舞台や内容を自由に作ることができます。
複雑なアルゴリズムやデータ構造など、やや高度なプログラミングスキルも身につけたい場合は、プログラミング教室が適しています。
実体があるのはメリットでもありますが、発想をやや制限してしまう足かせにもなり得ます。
共用の教材のため、超大作を作ることが難しい
ロボット教室で使用される教材は多くの場合、共用利用となります。子供が発想したアイデアを大規模なプロジェクトとして数か月かけて実行するようなことは、実際難しいです。
どんどんレベルの高い複雑なものにも挑戦してもらいたいですが、共用なので、、授業後には解体されます。。
ロボット教室とプログラミング教室、どちらがおすすめ?
最後に、ロボット教室とプログラミング教室のどちらがおすすめかを簡単にまとめます。
小学校低学年であればどちらでも、高学年であればプログラミング教室がおすすめです。
教室内でどちらでも自由に選択できるという場合は、マンネリ化防止のため並行するのもありです。
ロボット教室を選ぶポイント
最後にロボット教室を選ぶポイントについても説明していきます。
自由な発想で制作ができるか
ロボット教室に通う場合、「創造力やものづくりの力」を伸ばすというのが一番の目的かと思います。そのため、自由な発想で制作を楽しめる環境が非常に重要になります。
逆に言うと、大手のフランチャイズ式教材にはありがちなインプット重視型は避けるべきです。なぜなら、テキストに沿って組み立てるだけではつまらないし、創造力が身につかないからです!
自分の発想を形にできるかどうかが学習の楽しさと成長に直結するので、ぜひ学習方針と授業内容は事前に確認ください。
ちなみにリタリコワンダーでは、子供の要望に合わせた「オーダーメイド型」授業を採用しています。
適切なサポートが得られるか
子供が学ぶ環境が重要というのは言うまでもありませんが、具体的には少人数制を強くおすすめします。
- 質問がしやすい
- 悩んでいるところを見つけて声掛けしてもらえる
- 子供の特性に合ったサポートを受けられる
集団授業の場合、どうしても一人にかける時間が短くなり、疑問の解消まで時間がかかってしまうことが多々あります。個々の進捗や理解度に応じたきめ細やかな指導がある教室は、子供たちの学びに大きな影響を与えます。
人見知りする子供の場合は、特に少人数制が重要になりますね。
作品を発表する機会があるか
ロボット作りの過程で、作品の発表機会があるかどうかも重要なポイントです。作って終わりではなく、発表しフィードバックを得ることが成長に繋がると強く感じます。フィードバックを受ければ以下のようなメリットがあります。
- 自分の作品に対する理解が深まる
- 自己満足だけでなく、作品には相手が必要なことを理解できる
- こうするともっと良くなるというアイデアが湧く
大人の世界(仕事)でもそうですが、他者からの評価を通じて次のステップへのモチベーションが生まれます。
周りに一歩先行く先輩がいる環境か
わざわざロボット教室に通う理由の1つには、周りから刺激を受け、さらに成長してほしいと感じる部分もあるかと思います。「こんなものを作ってみたい!」と思えるようなお手本=先輩塾生が近くにいることも確認したいです。
「周りに下の学年しかいない!なんかすぐに追い抜けそう!!」という環境だと、すぐに刺激が無くなりモチベーションも下がってしまいます。一方で、上級生の作品や技術を見ることができれば、子供たちは新しいアイデアや刺激を受け、より高い目標を設定することができます。
体験授業に行った際に、周りの子の年齢なども見ておくのがおすすめです。
費用は納得ができるか
ロボット教室は比較的高額な習い事になるので、、費用に納得できる教室を選ぶのが重要です。
単月ではなく半年・年単位で通うことで、大きな成長を実感できるようになってくるので、費用についてはしっかりと家族内で会話しておく必要があります。
- 習い事の目的を定める
- 親子ともに授業品質に納得しないと入塾しない
- 撤退基準を決めておく
我が家では何度か家族会議をして、体験に2回行き(初回:父親のみ、2回目:両親)、価値があると判断したので入塾を決めました。
撤退基準を決めておくのも重要ですね。惰性で通わせるには高額すぎるので。。
複数のロボット教室に体験で行ってみる
我が家の場合は複数のプログラミング教室の中から、上述のように検討を重ねてリタリコワンダーに決めました。複数のロボット教室を体験することで、それぞれの教室の特色や教育方針を直接比較することができます。
教室によって、使用するロボットキット、指導方法、クラスの雰囲気が大きく異なるため、体験を通じて最適な教室を見つけることが重要になります。
リタリコワンダーは上記のポイントを全てクリアできていますし、真っ先に体験いただきたい有力候補ですね!
まとめ:ロボット教室には意味がある!
今回は「ロボット教室に通う意味がない」という意見に対して、実際にリタリコワンダーのロボット教室で学んだ体験談からわかったことを紹介してきました。
ブログでも説明したように、ロボット教室によっては確かにその通りとなってしまうケースもあります。でも、以下のような点に注意すれば、子供の成長に繋がる有意義な学びの機会を提供することができます。
ロボット教室とプログラミング教室で迷うようであれば、両方のクラスを同じ教室内で実施しているリタリコワンダーがお勧めです。
どちらも無料で体験できるので、子どものテンションを見て実際に試してみるのを強くおすすめします!
以上、少しでも参考になれば幸いです。